春先の朝、夜明けがはやく明るいのに、冷えこみだけはほうき星のように尾をひいて残っていて、手足の指さきだけがじんわりとかじかむ目覚めが好き。季節も人も組織もうつろうけれどもわたしは留まるらしい。なにか変わってほしかったようで、どこかほっとし…
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