大晦日の朝はすこし早く起きて寝ぼけまなこで朝ごはんをすませてから仏壇に手を合わせ、荒れる予感に満ちた北陸の天気に押し出されるように、鎌倉までやってきた。 駅のホームで、いつまでも手を振るおかあさんの小さく細い体がせつなくて、なのにどうして心…
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