おとうさんの命日だった。春夏秋冬の一年が過ぎることに怯えていたわりには、慌ただしい日常で昼過ぎまで命日のことを思いださずにいた。思い出にびびって、柿柚子も作らずにいる。クマノミズキのはちみつも、ずっと蓋をしたままになっている。前に、親戚の…
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