2025-01-01から1年間の記事一覧
スーパーの有線で流れた岡村孝子の「はぐれそうな天使」がぎゅんぎゅんになつかしくて何度もYouTubeで再生している。こどものころ、カーステレオでよく聴いた。透き通った歌声と抑制のきいた歌い方が好ましい。 ふみちゃんの運動会があり、こういうときのお…
涼しくなってきたのでちょっとやる気になって、あんこを鍋にたっぷり炊いた。ほとんどほったらかしておけるのがあんこ炊きのよいところ。朝はトーストにこれでもかとどかっとのせてゆたかな気持ちで食べる。食後や、ちょっとおなかが空いたとき、鍋にあんこ…
お昼休みに買い出しにいこうと玄関をあけたら、ふわっと金木犀がにおった。遊歩道の金木犀をのぞきこんでみても、オレンジ色はまだみつからない。花よりも先ににおいをよこすなんておぬし憎いやつ。午後は、窓からときどき鼻先をかすめるにおいを嗅ぎながら…
九月だというのにオクトーバーフェストがそこらではじまるというので、明るいうちからでかけたら、たっぷり六時間も飲んでしまい、べろんべろんになった。二日酔いの展覧会があったら金賞がとれたと思うくらい、次の日はなにもできなかった。 一次元の挿し木…
わせ婚が終わってしまった。杉野遥亮のお顔立ちがもともとどんぴしゃで好みなところに、ひげが薄っすらとして頭がぼさぼさでくたびれたような色気と、演技なのか疲れなのか下まぶたがぴくっとするのがたまらなくて、黒川のシーンはまばたきを我慢してみてい…
木曜日に保育園から帰ってきたげんちゃんがみるみる熱くなって、坐薬カロナールカロナールであがったりさがったりしていたけれど、丸一日たってようやくおさまってほっとする。足も痛いというので、トイレにいくにも抱っこをし、離れるとすぐに呼ばれるので…
夏休みが終わり、いっきょに現実に引き戻される。仕事と三食ごはんごはんごはんの準備。あとには日焼けした肌(せいちゃん以外)と妙ななまりのついたげんちゃんが残った。げんちゃんは今もまだママの発音がマ・マーになっている。地元にはそんななまりはな…
夏休み。車にかぶとむしとかなへびを乗せて帰ってきた。ビールビールビール翠ジンソーダ。法事もぶじに終わり、ラグビー部の集まりがあり、なかよしの何人かでファミレスでしゃべり倒した。いまは、プールにきて、ひとりプールサイドで荷物番やうきわの空気…
外で背後を狙われてしまい、しこたまに蚊に刺されてしまった。ブラ紐のちょっと上のあたり、首のうしろと、七つくらい刺されている。デューク東郷だったなら。 夏休みにはいり、受験生のせいちゃんは塾に通いはじめた。仕事をしていると、ふみちゃんが、好き…
沖縄では蝉がないていた。浦和はきのうが初蝉。一気に夕暮れがはやい(調べてみたら24分の違いだった)ので、浦島太郎になったような変な気がする。留守の間きてくれていたお母さんがきのう帰っていった。お土産に天使の羽をひと袋。かわりに、ちょっと前に…
沖縄にきている。夜がいつまでも明るいので、頭がバグる。ホテルの近くにちょうどよい店がなく、すこし遠出してまでひとりでごはんを食べることができなくて、目の前のスーパーで沖縄っぽいお惣菜とオリオンビールを買ってきて部屋で飲んでいる。風があって…
そういえばげんちゃんが六歳になった。お誕生日あたりはせいちゃんの水疱瘡でわらわらしていたので、げんきになって落ちついてから、サーティワンのケーキでお祝いをした。お誕生日プレゼントはゴジュウジャーのテガソード。それから急に「ぼうずにする!」…
せいちゃんの中学校最後の大会だったけれど、水疱瘡ですっかり弱ってしまい、でられなかった。ふらふらと自転車をこいで、ギャラリーから離れたところで、応援だけ付き合ってもらった。初日は座っているのもやっとだったけれど、最終日は声を出して応援して…
微熱でだるいといっていたせいちゃん、ぽつぽつが出てきて、二週間ぶり三人目の水疱瘡だった。全身にひろがり、痛くてかゆくてゼリーしか食べられない。来週は中学校最後の大会が控えているのだけれど、どうなることやら。四月の終わりから、五月の終わりま…
あらかわ遊園から帰った日、げんちゃんが熱を出したので、くたびれたのかなと思っていたら、次の日、全身にぽつぽつが広がり、水ぼうそうだった。どこにもいけないし仕事も休めないので、庭でテントウムシをつかまえたり、ジュラシック・ワールドを5回くらい…
ゴールデンウイークはなぞに市民の日で飛び石になった平日を休日にしてくれるサービスがあり、小中学生だけは六連休で、しかしその前の日曜日にふみちゃんが水ぼうそうになり、いかんともしがたく、1日だけ家族で買い物にでかけて終わった。せいちゃんの誕…
ふくちゃんがティーンエイジャーのなかま入りをした。毎年恒例チョコバナナのビスケットケーキ(想定2000キロカロリー超)を作って、おうち焼肉をした。クラブチームで夜の遅い日が増えたけれど、オフの日はタコライスを作ったり、ナンをこねたりしている。…
桜がはらはらと散っている。玄関先の桜も、今年が最後になるのではと思う。ふくちゃんの卒業式があり、春休みがあり、入学式があった。ふくちゃんはクラブチームでサッカーをやることになり、朝早く出ていき、夜遅く帰ったりする。それにあわせておにぎりや…
沈丁花が三日ほど強く匂って、そこかしこの往来が甘ったるくなったけれど、もう過ぎてしまった。いつもそこにあるはずなのに、においのあるときだけ、存在が強くなる。 きのうはふくちゃんの卒業式だった。式を終えて、こどもたちが出てくるまで、校庭でサッ…
日曜日、ふくちゃんの卒団式があった。五歳からいる少年団をおえて、春からはクラブチームでサッカーをする。とにかくサッカーだけはずっと好きらしい。母はといえば、サッカーのことはよくわからんままで、こどものポジションもいまだに自信をもって答えら…
げんちゃんが、文字を覚えはじめて、ひらがなを見つけると立ち止まってたどたどしく読み上げる。なぜか読み上げるときは声が裏返る。裏声でたどたどしく読み上げていたかと思ったら「“ものはためし”だね」なんて知ったようなことをいきなり言うのでびっくり…
げんちゃんがなんの入れ知恵なのか急に富士山の噴火に怯えだした。ときどき泣く。富士山という単語を直接口にするのも憚られるらしく、アレ、アレがこわいんだよな〜とほのめかしてくるのが奥ゆかしい。幼いながらにことだまというものを理解しているのかも…
遊歩道の梅は月曜日に咲いた。暗がりで現場をおさえる。ピントはぜんぜんあっていないけど、気にしない。 三連休の中日の誕生日は、家族のだれにも気づいてもらえなかった。誕生日の何日か前に、スーパーのレジだけが律義にハッピーバースデーをワンコーラス…
年末年始は家から一歩も出ずに過ごした。ベッドのわきの床にふとんをしいて眠り、夜中にインフルエンザのふみちゃんがうなされるたびに、スポドリあげたり、足をもんだり、手を握ったり、なだめたりと、世話をやいて半身を起こしていたら、おなかが筋肉痛に…