沈丁花が三日ほど強く匂って、そこかしこの往来が甘ったるくなったけれど、もう過ぎてしまった。いつもそこにあるはずなのに、においのあるときだけ、存在が強くなる。 きのうはふくちゃんの卒業式だった。式を終えて、こどもたちが出てくるまで、校庭でサッ…
日曜日、ふくちゃんの卒団式があった。五歳からいる少年団をおえて、春からはクラブチームでサッカーをする。とにかくサッカーだけはずっと好きらしい。母はといえば、サッカーのことはよくわからんままで、こどものポジションもいまだに自信をもって答えら…
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