まみ めも

つむじまがりといわれます

2026-01-01から1年間の記事一覧

選んで、語って、読書会1

年に一度の出張で九年ぶりの大阪へ。ここ数年、夏の出張は南下が続き、暑さと夕暮れの長さが印象的だったけれど、今年は暑くない梅雨で過ごしやすかった。大阪だからということで、ホテルの朝食のビュッフェにたこ焼きが並んでいた。目の前でオムレツを焼い…

この世にたやすい仕事はない

雨雲レーダーに踊らされる週末だった。キャラメルコーンを久しぶりにたべたら、デフォルトの状態がちょっとしけりをはらんでいるので、しけっているのか、もともとのポテンシャルなのか、判断がつかなかった。洗濯物がぜんぜんかわかないのに、あじさいがセ…

わたしのグランパ

日の入りの時間に気を取られて、日の出をおろそかにしてしまった。一番早い朝が過ぎてしまっていることに気がついて、ほんのり打ちひしがれた。 週末に雨であれやこれやの予定が流れたので、げんちゃんのお誕生日のケーキをつくって、家族みんなでやっとこさ…

ランチのアッコちゃん

仮住まいはそばの道路をトラックが通るとがたがたするので、きのう地震がきたときもきょうのトラックはでかいなと思ってしまった。げんちゃんが学校の鉢植えからまびきした朝顔をふたつ持ち帰ってきた。ビニール袋の中でずいぶんしんなりしていたのでこれは…

食の本

きのうがげんちゃんの誕生日。とりあえずなんの疑いもなく学校に通っている。トイレ休みの時間にあさがおの水やりにいって授業に遅れたり、教室でおにごっこをして転んで歯をぐらぐらさせたり、しています。仮住まいの押し入れにしまってあるマットレスにシ…

ふつうの人が小説家として生活していくには

せいちゃんがゴールデンウィークに十六歳になった。誕生日のリクエストはぼんじりと砂肝、揚げだし豆腐、わかめと豆腐のみそ汁。ぼんじりは大きなスーパーでもちいさなパックがふたつくらいしかおいていない。スーパーをはしごして買い集め、じりじりと焼く…

死ぬのも下手でどうするんだ

市内の小中学校が妙な気をきかせてくれ、小中学生のゴールデンウィークは八連休だった。高校生と社会人はカレンダー通りなので、こどもたちとともに二日も在宅ではたらく気になれず一日だけ休みをとったがそれでも弁当をこさえて朝の六時に送り出す。休みを…

17歳

ふくちゃん、14歳になりました。チョコレートクリームとバナナのいつものケーキをつくって、みんなでお祝いをした。いつのまにか声が太くなり、家ではむすっとしていることが多い。寝言で友だちの名前を呼んだあとにおならを5発していて、眠りが浅くなった明…

人生は苺ショート

入学式がふたつあった。葉桜になったと思っていたけれど、この週末にぼんやりと木陰にいるとまだまだ花びらが散っていて、ここには桜が咲いていたということに気がつく。花びらのあいまに思い出したように蕊が落ちる。花びらがはらはらするなかで、蕊はぽと…

わたしのなつかしい一冊

新年度になり、弁当をこさえる生活がはじまった。とりあえずはひとつ、入学式をふたつ終えたらふたつ、しばらくしたら給食がはじまってまたひとつ。ここから12年は、増えたり減ったり途切れたりしながら弁当を作る日々が続く。今回は二日前から弁当を作る夢…

古本食堂

アパートを出た向かいの庭にはもくれんの木があって、紫のまじった花びらがはくりはくりと落ちている。桜もきょうあすで満開だろう。 先週げんちゃんの卒園式があった。せいちゃんにはじまりげんちゃんまで、それはそれは長く通った保育園で、通算で15年、振…

はじめての文学 桐野夏生

セイちゃん、中学校の卒業式だった。私立高校の受験がおわったあとに、ぷっつんと糸が切れて家ではむすっと話もせず、ごはんもろくに食べないでねてばかりで過ごし、じんましんを繰り返し、これは、本命の公立は受けることもままならないかもと思っていたけ…

サキの忘れ物

げんちゃんがまたしてもふとんの中であつあつになっていて、果たしてインフルエンザだった。この冬はAもBもコンプリートし、すでに人生四度目のインフルエンザ。熱はふつか二晩つづき、そのあいだに雪がふってとけた。雪でさまざまな予定がキャンセルになり…

珈琲怪談

お迎えの時間の空が、少しずつあかるい。真っ暗の闇から紺色になり、西の空に夕焼けがうすく残っているようになった。春の入り口だなあと思う。跳ねるように駆けていくげんちゃんを電チャリで追いかけながら、夕焼けのほうへ帰っていると、春にむかっていく…

間宮兄弟

オレンジの家からイエローの家に引越してきて、お正月休みは片付けで終わった。仕事始めの日にひさしぶりに遊歩道を通ったら、定期観測の梅がいつのまにか咲いていた。きょうは5時に起きて遠征の弁当やおにぎりをこさえ、そのあとは日のある時間の半分を校庭…