まみ めも

つむじまがりといわれます

たいくつの美学

こどもたちの好物の備忘。
あぶらげを炊いておいて冷蔵庫に冷やし、五目ちらしの素を混ぜておいなりさん。甘く炊いたあぶらげが、こどもたちは好きで、きつねうどんにしたり、余ったら切干し大根に混ぜたりする。この間はあぶらげを11枚炊いた。きつねがあぶらげを百十枚(百枚買ったらおまけをくれた)炊く絵本があって、それを図書館で借りて読んで、そのときにおあげさん炊いてあげるよと言って作ったところから、きつねブームがきた。タイトルは忘れたが西村繁男さんの絵本。あぶらげは十字に四等分して小さく作るが、こどもたちが食べるとすぐにばらけてしまう。
切干し大根をあぶらげ人参と煮たのも好きで、切干し大根50gを作るとジップロックの500mlにふたつ分になるが、競うようにして食べる。一日でジップロック半個分がなくなって、それでもまだ欲しそうにするので、毎週のように作る。
お好み焼き。キャベツとくず野菜なんかをフードプロセッサーでみじんにしたところに、ハムを入れて粉と卵と出汁で焼く。ビンボー焼きなので肉はハムしか使わない。お好みソースとマヨネーズと青のりで食べる。かつお節ものっけてみたが、いらないと言われた。宿六のいない日、おやすみのお昼によく作る。
オムライス。ウインナーを四角にきざんで、冷凍のミックスベジタブルと炒めてケチャップライスにする。卵は目玉焼きにしてのせるのが好きらしい。
ポタージュ。これも野菜を適当にいれ、ホールコーンの缶詰といっしょにコンソメでぐつぐつやって、バーミックスでつぶし、牛乳でのばす。パンの耳でつくったクルトンをいれる。セイちゃんはふやけたふわふわのクルトンが好きなので、最後までクルトンをとっておく。フクちゃんはかりかりのクルトンが好きなので、はじめに食べてしまう。

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たいくつの美学                       

六月はじめの週末に、体調をくずしたが、デパートから割引の案内はがきが届いていたので、こどもたちの昼寝の時間に雨の中をでかけていった。水玉のワンピースとカーディガンを買って、ついでで帰りに図書館にいき、新しい本を借りる。こどもたちが一緒のときは、予約の本しか受け取らないが、このときはひとりだったので、本棚を眺めて、ちょっとしんどかったので、料理本コーナーでかつてのジェイミー・オリバーの本を引っ張りだしてきて、その笑顔に慰めてもらってから、森毅の名前をみつけて、ちょっとうれしくなって借りた。インドの大工さんのエピソードがいい。棟梁が弟子に教えるときに、教えるには教えるけれども、「必要になったそのときは、また神様が教えてくれるから、それでいいのさ」と言ったという、そして森毅は、「ええかげんなものを、ええかげんのままで認めてもらえるような、宗教が好きだ」と書いている。あとは、教授やってるときはワークスタイルだからと言ってジーパンはいてた森毅が、引退してフリーになったら、フリーだから自由な格好をするのは美学でないといって、スーツを着ていたというのがおかしい。
午前中にグロッキーな頭痛のする時間帯はなくなったが、相変わらず痰がからむ。