寝つきかけたと思っていたセイちゃんが、むくりと起き上がって、おかあちゃん、あのさ、えーとさ、えーとさ、と話し出したのが、「きょうりゅうのおほねのあるところにいってみたいんだ」ということだった。調べてみたら、国立科学博物館で「太古の哺乳類展」というのをやっていて、哺乳類であるからには恐竜ではないのだが、化石標本がみられるというので出かけてみることにした。土曜の朝8時に家をでて、9時過ぎに到着。さすがにゆっくり見る余裕はなかったが、デスモスチルスというこれまで存在すら知らなかった数千万数百万年前の標本をみたり、ハクサノバーター、テドリノバーターという馴染みの土地の名前の化石をみたりして、なかなかにたのしかった。わたしは博物館にいこうと思うようなこどもではなく、ちいさいときの遊びといえば、延々とレンガを小石でけずったり、花をつぶしたり、そんなだったし、いまでもせっかちなので、美術館や博物館でじっくりとなにかを眺めたりということができないので、はくぶつかんにいきたいと言い出したセイちゃんにもびびったし、骨のまえで懸命になってスケッチしたりメモをとっているこどもにもびびった。
博物館は一時間足らずでおわり、午前とはいえ炎天下、駅にとって返し、改札の中のカフェレストランで早めのお昼にした。こども用のものがなかったが、ふたりともハッシュドビーフのかかったハンバーグのプレートをとり、牛乳をつけてもらったら、よくたべた。わたしは軽めにハムと卵のサンドイッチにして、こどもたちのお残りをもらって、アイスコーヒーを飲んだ。レストランの隣のお店でトルソーにかかっていたセール品の麦わら帽子を買ってから帰宅。昼寝しようと布団にいったら暑さでへばったらしいフクちゃんがお昼をすこし戻してしまい、シーツをはがして簡単に洗ってから寝かした。セイちゃんはねむくないといって下におりてひとりで遊んでいたが、フクちゃんが目を覚ましてからしたにいってみたら、ころがってスウスウねむっていた。起こしてからおやつに冷やしたゼリーをたべて遊んでいたら図書館に本を返しにいってくれた宿六が刈り上げになって帰ってきた。夕飯はフクちゃんに合わせて冷たいきつねうどん。
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