週末から夏休みで家をあけるので、冷蔵庫のなかのものを始末しなければならない。こういうときはカレーに限るので、玉ねぎと茄子とピーマンをみじんにして、豆とひき肉とトマト缶でカレーにした。目玉焼きをのせて、作ったが、なんとなく味が決まらなかった。らっきょうと、こどもたちにはレーズンを刻んでのせてやったら、レーズンのところを選って食べていた。そのくせピーマンはつまんで皿の外に出している。今度作るときはフードプロセッサーでつまめないぐらい細かくしてやろう。あとは焼きそばときつねうどんをつくって、はんぱのおかずを弁当にもっていけば冷蔵庫がきれいさっぱりする予定。これから一週間はごはんのメニューを考えずに済む。ごはんのことばかり考えるのは、たのしいけどときどきしんどい。
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/09/22
- メディア: 文庫
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消費増税前のブックオフで105円。酔っぱらって一度湯舟に落としたら、しおりに挟んでいた付箋のオレンジ色が頁にうつった。筒井康隆先生お得意の不条理がたたみかける短篇集で、途方なく落下していく底のない感じがたまらない。