まみ めも

つむじまがりといわれます

戦場にかける橋

水曜の朝、ごみを出して、会社にもっていくお昼のサンドイッチを用意していたら、二階から「げぼがでる!」という声と慌ただしい気配がしたので、ビニール袋をもってあがると、セイちゃんが気持ち悪そうにしている。夕飯は冷やし中華をもりもり食べて、足りないというので焼きそばまでだしたのに、朝はなにも食べたくない様子で伏せっている。家で一度吐き、朝一番にいった小児科の待合室で吐き、吐きどめの坐薬をもらって帰った玄関で吐き、坐薬をいれ、そのままテレビを見ながら横になり、飲まず食わずのままこんこんと寝る。こちらはサンドイッチとコーヒーを飲んでこどもの服を整理する。一時に起きてまた吐いた。それからまた眠る。わたしも横でウトウトした。熱はずっと37度すこし。午後になっても吐き気があったらまた来るようにといわれていたのでまた病院にいく。点滴をすることになって、支度していたらまた吐いた。胃液しかでない。手の甲に針をいれるのに、押さえつけると脅えて泣いた。点滴液はソリタを200ml。つないでもらって二階のベッドで横になる。点滴がはいりだしたらほっとして、少しずつ元気もでて、にこにこしている。眠くないようなので、一時間半、西陽のさす薄暗い部屋でひそひそ話をした。点滴が終わったらずいぶん元気もでて、看護師さんにヤッホーヤッホーいっていた。フクちゃんのお迎えにいって、帰りはみんなでウルトラマンの歌を歌いながら帰ってきた。翌日はうどんも食べて、夜にはウルトラマンごっこをやって宿六のパンツを引きずりおろしていたので、おおかた大丈夫だろう。

NHKの番組でアルフィーがいろんな音楽を紹介していて、その中で「戦場にかける橋」がとりあげられていた。図書館の蔵書にあったので予約。1957年。英兵捕虜が橋を建設する話とその橋を爆破する計画とが進行していく。橋の爆破に至るまで無力感・徒労感の連鎖がたたみかける展開がすごい。みんな、なにをしたかったんだろう。