まみ めも

つむじまがりといわれます

久生十蘭全集 2

15日の月曜は三か月にいっぺんの通院で、午後半休をとった。会社でおにぎりをひとつ頬張っておき、北浦和まで戻ってミスタードーナツに入る。ハニーチュロとダブルチョコレート、あったかいレモンティ。ポットから注いだ一杯目をそのまま飲み終えてから二杯目にレモンのポーションをいれたら、すこし苦くなりすぎた紅茶が酸っぱくて、なんの因果でこんなものを飲んでいるのか自分でもよくわからない。シャルル=ルイ・フィリップをぺらぺらやってから、病院の受付と採血をすませ、診察までの一時間は近くのブックオフにいく。いつのまにか108円均一の棚が108〜216円と幅のある価格設定になっていて、眺めていても気分が乗らない。文庫は相変わらず108円の棚になっていて、ホッとする。
向田邦子の手料理 監修と料理製作/向田和子
家族の絆 椎名誠/編
向田邦子ふたたび 文藝春秋/編
村上龍料理小説集 村上龍
私の美の世界 森茉莉
腹立半分日記 筒井康隆
ド・レミの子守歌 平野レミ
向田邦子料理本が200円、のこりは108円で848円。
病院に取って返し診察。すこし体に変調もあったが、ホルモン値は問題ないとのことで三か月分の薬をだしてもらった。買い物を済ませてこどもたちのお迎え、帰宅。夕飯は大根と手羽元の煮込み。大根1本に手羽元10本。

久生十蘭全集 2

久生十蘭全集 2

黄泉から
予言
野萩
春雪
西林図
復活祭
蝶の絵

白雪姫
無月物語
西遊記
玉取物語
うすゆき抄
湖畔
ひどい煙
ボニン島物語
無惨やな
春の山
川波
一の倉沢
虹の橋
雪間
雲の小径
手紙
重吉漂流紀聞
藤九郎の島
奥の海
呂宋の壷
喪服
久生十蘭が読みたくなって図書館で予約。解説は澁澤龍彦。「極度に圧縮された含蓄ある知的な表現と、緻密で透明なスタイルと、意表をつく警抜なプロットとで組み立てられた、文字通り珠玉の名に値する短篇 」まさしく。予言と春雪、湖畔は既読。久生十蘭の短編を読んでいる最中に、残りのページ数をめくって、このページ数で本当に決着がつくのだろうかといらん心配がよぎるが、いつもこれ以上ない鮮やかさで幕切れがきて、たまらない気持ちになる。