まみ めも

つむじまがりといわれます

向田邦子の手料理

クリスマスイブの夕暮れどきは、家路をいそぐ人やパーティにでかける人なのか、乗り換え駅の人出が多かった。わが家でももれなくチキンをオーブンで焼き、ピザにミートソースのスパゲティー、フライドポテト、サラダ、スープで浮かれた食卓。食後は生クリームといちごのケーキを食べた。15センチのスポンジを焼いたが、気が小さいので三段に重ねる勇気がない。次に焼くときは三段に挑戦したい。いちごはクリスマス価格でとよのかがパック680円もした。
翌朝はツリーのもとにプレゼントがあった。セイちゃんはトーマスのプラレールでぐらぐらつり橋セット、フクちゃんはトーマスのすごろくパズル。セイちゃんは跳ねるように起きてきて、階段をもどかしいように一段一段よいしょよいしょと降りていく。プレゼントをあけて、ゆめがかなった!と絶叫。おかあちゃんがおきたらもうプレゼントあったの?と興味津々できいてきた。フクちゃんは寝ぼけまなこで、わたしが家を出たときには包みをひらいていなかったが、セイちゃんのおもちゃをうらやましがって、結局はふたりでプラレールを組み立ててひとしきり遊んだらしかった。いちごのケーキはふた晩で消えた。

向田邦子の手料理 (講談社のお料理BOOK)

向田邦子の手料理 (講談社のお料理BOOK)

15日の通院のときブックオフ料理本コーナーで見つけて迷わず買った。税込200円。向田邦子が作った料理のざっくりとしたレシピを中心に、エッセイやいろんなエピソードがのっていて読みごたえある一冊。レシピはどれも昭和ひとケタ生まれのちょっとハイカラな人が作ったお惣菜という感じで、さつま揚げとほうれん草のおひたしだとか、わかめの炒めたのだとか、三つ葉のおひたしだったり、どこかしら懐かしくとっつきやすい。ちょうど正月休み前に冷蔵庫で余らせていたキャベツがあったので、人参と玉ねぎを塩もみして、キャベツのざく切りにサラダ油と酢と砂糖で味付けしたたいめいけん風のサラダを作った。