ショーシャンクの空に

土曜は保育園の発表会があり、いつもの休みより早く起きる。セイちゃん、朝からずいぶん張り切っている。鎌倉からきてくれた義父母と市民会館のホールへでかけた。こじんまりした古い建物で、年齢別のクラスにわかれていろいろな出し物をする。フクちゃんはビニールで作った衣装をつけて、うんとこしょどっこいしょとゴボウをひっぱる出し物だった。フクちゃん、ウーンとふんばる演技をみせてくれた。最後は長いゴボウで電車ごっこして退場するのだけれど、こどもたちは慣れないステージで気もそぞろになり、後ろのほうが詰まってなだれて転んでしまった。転んだ拍子にフクちゃんの靴が脱げたので、みんなで笑った。セイちゃんは「がらがらどん」の音楽劇で、おおきなヤギに扮して一生懸命に踊って歌っていた。
昼前に散会したので、道路をはさんだ向かいのホテルの19階のレストランにいき、こどもたちはアップルジュースとお子さまプレートをたのみ、おとなはコースのランチを食べた。天気がよかったので向こうのほうまでよく見えて、東北新幹線がカラフルな車体でいったり戻ったりするのがジオラマのように見えた。義父の誕生日祝いに手作りのクッキーと絵を渡した（セイちゃんは海で岩陰に隠れた蟹とじいじ、おめでとうのメッセージつき、裏にはお花の絵を描いた。フクちゃんは蟻が隠れている絵と、裏にはコーヒーの絵を手伝ってもらいながら描いた）。のんびりとコースを終えたらこどもたちがくたびれ出したので帰宅した。昼寝は義母と宿六にまかせ、こちらは食べすぎをしたおなかが苦しいので外に出て図書館とすこし買い物をすませて一時間ほど歩きまわった。義父母を見送って夕飯は簡単に焼きそば。ナイーブなセイちゃんは義父母と別れたさみしさで夕方に少しだけ泣いた。

ショーシャンクの空に [DVD]

テレビ放送の録画。しばらく見たところでストーリーがじわじわ思い出されて、いつか見た映画だったことに気づいた。ミスティック・リバーでとことん気の毒な役どころだったティム・ロビンスが主演。ショーシャンクの空でも、妻と不倫相手を殺した無実の罪で投獄、刑務所ではおかまをほられ、やっぱり気の毒な役どころ。背が高いのですこしねこ背になるのも、なんとなくかなしくうつる。原作はスティーブン・キング。