まみ めも

つむじまがりといわれます

3日はセイちゃんの誕生日。朝のベッドでおめでとうをいう。つよくてやさしい5歳になりたいとのこと。荷造りをしてレンタカーででかけるが、渋滞で鎌倉まで4時間近くかかってしまった。このごろ車酔いするセイちゃんはやっぱり一度もどしてしまった。鎌倉の義父母は四国旅行で不在。セブンイレブンで買ったざる蕎麦と冷やし中華を啜っておそ昼をとり、夜は義兄の家にお邪魔させてもらう。極楽寺の駅まで山をおりる。フクちゃんは二度ころんで膝をすりむいた。セイちゃんはのんびり歩きのわたしにつきあって、おかあちゃんのことまもってあげるからね、と頼もしい。極楽寺から江ノ電に乗ろうとしたが満員電車でとても8ヶ月の妊婦がのれる状態ではなく、義兄にオープンカーで迎えにきてもらった。夕飯は義姉が料理をふるまってくれてご馳走がならんだ。トマトとモッツァレラ、牛肉のサラダ、ポトフ、海老フライ、アンチョビポテトにホタルイカのスパゲッティ。それからバースデーケーキに蝋燭を5本ともし、ハッピーバースデーをみんなでうたった。プレゼントは、ウルトラマンメビウスウルトラマンキングゴモラ。こどもたちはいとこの中学生のお姉ちゃんお兄ちゃんとたっぷり日付が変わるまで遊んでからやっと寝た。

猫―クラフト・エヴィング商会プレゼンツ

猫―クラフト・エヴィング商会プレゼンツ

お軽はらきり 有馬 頼義
みつちやん 猪熊 弦一郎
庭前 井伏 鱒二
「隅の隠居」の話/猫騒動 大仏 次郎
仔猫の太平洋横断 尾高 京子
猫に仕えるの記/猫族の紳士淑女 坂西 志保
小猫 滝井 孝作
ねこ/ 猫-マイペット/客ぎらひ 谷崎 潤一郎
小かげ/猫と母性愛 壺井 栄
猫/子猫 寺田 寅彦
どら猫観察記/猫の島 柳田 国男
忘れもの、探しもの クラフト・エヴィング商会
クラフト・エヴィング商會プレゼンツの猫アンソロジーは3月の通院時にブックオフで108円。犬バージョンの単行本をやっぱりブックオフで105円(増税前)で読んだことがあって、今回犬と猫がそろって均一棚に並んでいたので両方買ってしまおうかと思ったが、猫だけにしておいた。やっぱり犬も買えばよかったかな。文庫本ならポータブルだし、だれか犬好きな人に一冊プレゼントしてもよかったな、とあとから少しくよくよ考えてしまう。
ページの中にあらわれる猫のしっぽを追いかけながらスルリとかわされ翻弄されるのをたのしむ一冊。井伏鱒二寺田寅彦がよかった。

月が冴えて風の静かな此頃の秋の夜に、三毛と玉とは縁側の踏台になつて居る木の切株の上に並んで背中を丸くして行儀よく坐つて居る。そしてひつそりと静まりかへつて月光の庭を眺めて居る。それをじつと見て居ると何となしに幽寂といつたやうな感じが胸にしみる。そしてふだんの猫とちがつて、人間の心で測り知られぬ別の世界から来て居るもののやうな気のする事がある。此のやうな心持は恐らく他の家畜に対しては起らないのかも知れない。
「猫」寺田寅彦

!や?のマークは猫のしっぽと肛門の配置をうしろから捉えたもんだという話をきいたことがあるけれど、うそかまことかいざ知らず、?の感じは出ている気がする。