産休初日、友達が休みをとってランチにつきあってくれる。京浜東北線に乗り込み、東京駅まで出て、待ち合わせの時間まで改札のなかのカフェでアイスカフェオレとパンオショコラでおそ朝にする。本棚のなかから選んだ中村真一郎と福永武彦の全集がお供。このごろ仕事が切羽詰まって落ち着いて小説を読む気になれずにいたので、久しぶりに純文学めいたものを読みたくなり、「廃市」をじっくり読む。ちょうど読み終えたところに連絡があり、合流。ぷらぷらと丸ビルを歩いたあとで東京ドームの見える35階の料理屋で懐石をごのんびり馳走になり、親子のだるまをもらった。場所をうつしてアイスコーヒーを飲み、駅でパンを買って解散。よく笑った一日だった。
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1995/04/18
- メディア: 文庫
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と書いてあった。もちろん図書館で借りた先人たちは袋綴じの魅力には抗えないようで、ちゃんと開いてあったので、ありがたく結末まで目を通すことができた。ちなみに、5カ所、使ってはいけない音を使っているところがあるらしい。