まみ めも

つむじまがりといわれます

ゾマーさんのこと

土曜、一日遅れでクリスマスパーティーをやる。金曜のうちにチョコバナナクリームとビスケットで作っておいた土台のケーキに、こどもたちにフォークですじをつけてもらい、きのこの山とアラザンをまいてデコレーションし、クリスマスの薪にした。お皿にとりわけて、いちごを添えて食べる。クリームたっぷりでめくるめく甘さ。夜は、もも肉を焼き、白菜とりんごとレーズンのサラダ、野菜サラダ(サラダ菜、カリフラワー、ブロッコリー、トマト、スイートコーン)、スティック野菜(大根、セロリ、人参)、フライドポテトにシーフードピラフ。一時間でこしらえた料理だったが、大皿に盛ったらご馳走にうつったらしく歓声があがった。ごはんのあとでセイちゃんが「おかあちゃんごちそうつくってくれてありがとう、ありがとうをひゃくじゅうせん回いいたいくらいだよ」とねぎらってくれた。ありがとうありがとうありがとうと唱えはじめたのでひゃくじゅうせん回になる前に止めた。

ゾマーさんのこと

ゾマーさんのこと

「冬の本」ではじめて読む岩瀬成子の文章が冬の朝のココアみたいになつかしくて、取り上げられていた「ゾマーさんのこと」を思わず図書館で予約。パトリック・ジュースキント作、池内紀訳、イラストはジャン=ジャック・サンペ。

南ドイツの湖畔の村、少年の日々の節目毎に、なぜかいつも出会う謎の人、ゾマーさん、絵と文が語りかける、最高のギフトブック

どこにでもある少年時代がうつしとられ、そこに異形の人ゾマーさんが出没する。ゾマーさんも、ゾマーさんをみつめる少年のまなざしも、全部がどうしてもなつかしい。一生だいじにしていきたいような本だ。本屋にいかなくちゃという気になった。