まみ めも

つむじまがりといわれます

『罪と罰』を読まない

九日にかがやき508号で浦和に帰ってきた。おかあさんが浦和の家までついてきてくれた。新幹線の中でホットコーヒーを一杯。帰り道にいつも使わない最寄り駅におりて、母の日のケーキをプレゼントしようとしたら、連休のあとで目当てのケーキ屋がお休み日になっており、しかたなく、近所のコンビニでおやつを買った、それも、冷蔵庫にしまってから金沢駅でお土産に買った中越のえんどう餅をたべたら、すっかり忘れてしまった。お昼のあとコーヒーでひと息ついてから、おかあさんをいつもの最寄り駅まで見送り。こどもたち、線路わきで金網につかまって、大声でばあばを呼んでいっぱいに手を振る。雨がしとしとしていた。帰り道の八百屋でいちごを買った。いびつな形でおおきさもまばらなので安い。198円也。次の朝たべたらかたくてすっぱい。こういういちごもよろしい。

さいたまでは予約待ちの本を、地元の図書館の書架にみつけて思わず借りた。滞在残り三日で、ちょうど読みきった。読まないまま読んだ。

ドストエフスキーの「罪と罰」を読んだことがない4人が、果敢かつ無謀に挑んだ“読まない”読書会。僅かな手がかりから内容を推理、その後みっちり読んでから朗らかに語り合う。

さいたまの予約待ちの順番がまわってくるまでに「愛すべきダメ人間の話」を読んでみようかともおもうのだけれど、なんだかんだ読まないような気もするし、いやいや、そういっている時点で「読む」ははじまっているのですよね、しをん先生。