週末に家で書いた短冊を、週明け、園の笹にむすんだ。セイちゃんは黄色の短冊に「おとうちゃんとおかあちゃんのおてつだいができますように」「みんながおいしがるやさいおつくれますように。」のふたつ。やとくとよがところどころ鏡文字になっている。フクちゃんは水色の短冊に「みんなとなかよくあそべますように」「さっかーせんしゅになれますように」のふたつ、字をまだ書けないので鉛筆を一緒に握って書いた。フーちゃんのお願いはみどりの短冊、お兄ちゃんふたりに考えてもらい、セイちゃんに書いてもらった。フクちゃんは「ふみちゃんがおひめさまになりますように」、セイちゃんは「ふみちゃんがたくましくせいちょうしますように」、「ふみちゃん。」と名前にも句点をつける几帳面さで丁寧に書いてくれた。なぜか、ちゃんをつけるときは「ち」の下半分のふくらみのなかにやの字を入れるのがおもしろい。フクちゃんがおすもうさんになるのを応援していた園のE先生は、サッカー選手になりたがっているのを知ってちょっと残念そうにした。
七夕のきょうでフーちゃんは1歳になった。朝、みんなで口々におめでとうを言う。家族が増えたぶん、おめでとうが増えていいなとおもう。
- 作者: 東海林さだお
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/07/10
- メディア: 文庫
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茹で卵を食べるとき、最初にかぶりつくのは尖った方と丸いお尻の方、どちらが正しい? 抱腹絶倒の「丸かじり」シリーズ第33弾。『週刊朝日』連載を単行本化。
いま一緒に仕事をしているKさんはダイエットマニアで、15キロを減らした実績がある。いまはそこからプラス5キロ。「まじっスか」「ありえないんスけど」と喋るので、いつも酒のほそ道の諏訪さんを思い出してしまう。彼女がいまやっているのがゆで卵ダイエットで、「ゆで卵たべるとマジで腹減らないっス」ということらしい。卵は固ゆで一択。ダイエットが高じていまやフルマラソンの上をいくウルトラマラソンを走ったりしているが、それも、たくさん食べるために走っているというのだから筋金入りの食いしん坊だ。「ときどき、自分でもなんのために走ってるのかわかんなくなるんスよ」というのがちょっとした悩みであるらしい。