まみ めも

つむじまがりといわれます

『罪と罰』を読まない

1日は7年前に結婚式をあげた日で、入籍の日と結婚式の日と、どちらもなんとなく記念日ということになっており、家に帰ると食卓にガーベラの花束があった。記念日の夕飯はオムライス。もも肉とミックスベジタブルでこしらえたケチャップライスの上に目玉焼きをのせるスタイルで定番化しつつある。ガーベラは浅く水をはった花瓶に活けた。

ト本。

ドストエフスキーの「罪と罰」を読んだことがない4人が、果敢かつ無謀に挑んだ“読まない”読書会。僅かな手がかりから内容を推理、その後みっちり読んでから朗らかに語り合う。 

5月のゴールデンウィークに地元の図書館で「『罪と罰』を読まない」を読み、しばらく寝かしてから7月になって「罪と罰」を読み、そうこうするうちにこちらの図書館で長い予約待ちだった「『罪と罰』を読まない」の順番がまわってきた。それにしても、「『罪と罰』を読まない」も本家「罪と罰」も、おおかたの部分が記憶の彼岸にいってしまっているおかげで再読はちっともつらくないのだった。何度でも読んでも「読んだ気になって」いるだけで、いつでも読まないのスタートラインに立てるような感触がある。