まみ めも

つむじまがりといわれます

ひとり暮らし

セイちゃんが将棋をやりたいと言い出して近くのイオンのおもちゃ売り場でちいさな将棋盤のセットを買った。将棋のルールをほとんど知らないので、将棋盤についてきた簡易版の説明書きとにらめっこしながらセイちゃんとさしつさされつというのをやる。正攻法なのか、どうだか、セイちゃんが王将のまわりを他の駒でかためているのを真似して適当に駒を動かす。セイちゃんはいっちょまえに、先の手を読むということをやっていて、こちらが勝利のビジョンをなにも描けない段階で参りましたをいうので笑ってしまった。本当に勝つのかちっともわからないのでと拝み倒してセイちゃんが負け戦のと認めた続きをやっているところ。先を読むということが、そういえばとても苦手なのだった。おそらく将棋はうまくならないだろう。それでも駒をいじっているのはなんとなく気持ちがほぐれる。

ひとり暮らし (新潮文庫)

ひとり暮らし (新潮文庫)

ブ。108円。

生きる歓びをめぐる「私」、空・朝・噓・愛などの語彙を通して自作を註釈した「ことばめぐり」、詩の背後にある詩人の暮らしを綴った「ある日」の3部構成。味わい深い散文集。

小学生に「谷川さんはどうしてそんなにくだらない詩ばっかり書くんですか」ときかれた谷川俊太郎が、ひらきなおって、詩とはくだらないもんだ、って返すのがよかった。くだらないの中に愛が、と星野源も歌ってるよ。
いつも悩むけれど、谷川俊太郎はタニカワではなくタニガワ。