まみ めも

つむじまがりといわれます

翻訳できない世界のことば

サンドイッチ熱がおちついて、にわかに豆腐熱が高まっている。タッパーに、水切りをした半丁の豆腐、わかめ、きゅうり、納豆、キムチをいれて弁当にする。まわりににおうのではないかとどきどきする。たぶんにおっている。でもやめられない。あとは枝豆とコーンを混ぜただけのサラダ、人参のマリネサラダがおいしくて、週末にたっぷりに作って毎日もりもり食べている。手の込んだものは作れないし作らないけれど、それで満ち足りてしまえるグルメでない自分が気に入っている。

翻訳できない世界のことば

翻訳できない世界のことば

ト。

インドネシア語「JAYUS」(笑うしかないくらい笑えないひどいジョーク)など、他の言語に訳すと一言では言い表せない「翻訳できないことば」を世界中から集め、感性豊かな解説と瀟洒なイラストを添えて紹介する。

日本語からは「わびさび」「木漏れ日」「積ん読」が収録。翻訳にかぎらず、ことばはあなたとわたしの間の可能性でしかない。タガログ語の「キリグ」おなかの中に蝶が舞っている気分というのが一番気に入った。イディッシュ語「 トレップヴェルテル」はあとになって思いうかんだ当意即妙な言葉の返し方のことで、なにかの本で開高健が踊り場のひらめきといっていたけれど、なんの本だったか思い出せない。レスプリデレスカリエというフランス語で、たしか、フランス語にはことの後の眠りをプチモルト、小さな死という話とセットだった。