まみ めも

つむじまがりといわれます

頭のうちどころが悪かった熊の話

今週来週と歯医者。今週はちょっとした治療で、来週はおやしらずを抜くことになっている。簡単な処置をしたあとで、来週の抜歯の話をされる。おやしらずの一部が歯茎に埋まっており、顎の骨にかかる部分なので、ひと息に抜けずに削ることになるかもしれない、抜く間は口を開いているのがしんどいだろう、抜いたあとも顎がちょっと…、ととにかく脅された。「…」の部分がかなり気になったけれども深追いせず、覚悟しておきます、と二度繰り返した。いまこそ、やりますできますがんばりますの出番なのかと思ったけれど、こちらは耐えるのみ、やるとかできるとかはお医者さんの領分なのだということに気がついた。

ブ。108円。日記を遡ると2015年の3月23日に買っている。

気がついたら、熊は何も思い出せなくなっていた。どうやら頭をうったらしい。「レディベアはどこだろう?」と言葉は出てくるが、レディベアが何なのかまるでわからない。熊はそばにいた亀にたずねた。「君がレディベアかい?」(「頭のうちどころが悪かった熊の話」)。ちょっと風変わりな動物達が主人公の7つの短編集。
頭のうちどころが悪かった熊の話 p7-23
いただきます p25-38
ヘビの恩返し p39-57
ないものねだりのカラス p59-78
池の中の王様 p79-104
りっぱな牡鹿 p105-125
お客さまはお月さま p127-134

途中まで読んでほったらかしになっていたのを、またはじめから。頭のうちどころが悪かったのか前に読んだ内容は覚えていなかった、そして読んだそばから忘れていく。でも、この本はときどき読み返したい気がすることだけは覚えておこう。