先週は部署の懇親会があったので出張ってきた。ビールをぐびぐび飲んでほどほどに酔っていい気分になりべらべら話していたら「ときめきの人」という称号を与えられた。好きな相手にはぎゅんぎゅんにアピールするという姿勢を評価されたらしい。いまは昔、ぎゅんぎゅんにときめきたる女ありけり。しかし、ときめきまくるというのもしんどいものだよ、きみ、といいかけたけれどよしておいた。好きすぎると思いのすべてが報われないことに気づいてしまうフェーズがやってくる。わかっていてもどうにもならないので、あるときから自分のきもちに蓋をするようになってしまった。そんなことを考えながら歩いて帰ってきたら、星がひとつ流れた。
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2012/10/06
- メディア: 単行本
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どうしてこんなに本や漫画が大好きなのか。読まずにいられないのか。たまに自分がこわくなる。もしかして前世は、本に棲息している虫かなんかだったのか? 愛がほとばしる書評集。『読売新聞』掲載等をまとめて単行本化。
なんたってタイトルがいいので予約。本屋で待ち合わせして、ぎゅんぎゅんにときめいていたので、立ち読みの本はまったく頭に入っておらんかった実は。本が好きな人が本について書いたものは、これは大好物といっていい。かたっぱしから読みたくなって、それで、むくむく読みたい本が増えていくけれどちっとも追いつかないのは、悪くない。