まみ めも

つむじまがりといわれます

スピンクの笑顔

日曜はお弁当を作って近くの公園で花見をした。おにぎりとからあげ、煮卵、枝豆、こんにゃく。グリーンラベルの350ml缶をふたつ、保冷かばんにいれて、昼前からおてんとさまの明るさで飲む贅沢。花は満開の一歩手前で、花見客のそれぞれにひろげるシートの俗な色合いと、世離れしたさくらのなんともいえない淡さで、気持ちがまとまらなくなる。

スピンクの笑顔

スピンクの笑顔

ト。

いつまでも、このままでいたいなあ。保護犬として小説家の主人・ポチの家にやってきて10年。希望とともに生きたスピンクが綴った楽しき日々。突然訪れた、別れ。「スピンク日記」シリーズ最終巻。『本』連載を書籍化。

読んでいくうちにスピンクやキューティーやの表情にどんどんかわいげがプラスされて親しくなってしまい、いよいよ町田康の満面の笑みの写真をみるに至ってもう泣けてしかたないのだった。町田康、いまもこんな顔でわらったりするのかな。わらってほしいな。