まみ めも

つむじまがりといわれます

未来のだるまちゃんへ

いまやっている仕事には、キアヌ・リーヴス似のゐまゐくんという同期がいたのだけれど、配置替えになったので、壮行会をやった。同じ仕事に、ひそかにアル・パチーノっぽいと思っている人もいて、会議のたびにキアヌ・リーヴスアル・パチーノの同席をよろこんでいたりもしたけれど仕方のないことだ。おでんやで、ビールを片手サイズのグラスにさしつさされつし、すっかり酔っぱらって、次の日はなんとかふーちゃんと公園にでかけてはみたものの、からからにしおれてしまい、昼にようやく自販機で買ったあったかいミルクティーを啜って持ち直した。週があけてみたら、配置替えでおちこんでいたキアヌ・リーヴスはちょっと元気がでたという話だったので、二日酔いのしがいがあった。

未来のだるまちゃんへ

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ト。

「からすのパンやさん」「だるまちゃんとてんぐちゃん」をはじめ、数々の作品で知られる絵本作家のかこさとしが、迷い道の人生、絵本に込めた希望、尊敬してやまない子どもたちへの思いなどを綴る。

通勤電車の向かいにかけた人の読んでいる文庫本が妙に気になって、ブックスパイしてつきとめた。その向かいの人は、おなじ会社で、いつも階段を二段飛ばしにあがるのと、痩せ型でひょろっとしているのでカフカのようだと憎からず思っていたけれど、かこさとしを読むなんてますます隅においておけない。