まみ めも

つむじまがりといわれます

こどものころにみた夢

きのうはフクちゃん六歳のお誕生日。夜中に破水してカーラジオのミスチルをききながら入院したのが懐かしい。仕事をしながら、そろそろ本気で痛くなるころだとか、思い出していた。うまれたころの写真を見て、たしかにおんなじ子だなと思う、こんなに大きくなった、どうして時間は巻き戻せないのだろうという気がする。そしてどんどん忘れてしまう。夜はカルピスを買って帰り、グリーラベルで乾杯。ざるそば(六人前)と焼き鳥、食後に阿闍梨餅。

こどものころにみた夢

こどものころにみた夢

ト。

怖い夢、儚い夢、おもらしの夢…? 角田光代石田衣良島本理生、市川拓司、長野まゆみといった豪華作家らが美しい絵と共に綴る「夢物語」。『小説現代』連載に書き下ろしを加えて書籍化。
男 角田 光代/著 網中 いづる/絵
ガラスの便器 石田 衣良/著 松尾 たいこ/絵
さよなら、猫 島本 理生/著 鯰江 光二/絵
水の恵み 阿川 弘之/著 木内 達朗/絵
イムリミット 辻村 深月/著 吉田 尚令/絵
ヘビ 西 加奈子/著・絵
ふたり流れる 市川 拓司/著 いとう 瞳/絵
ハントヘン 堀江 敏幸/著 中村 純司/絵
雲の下の街 柴崎 友香/著 田雜 芳一/絵
衣がえ 長野 まゆみ/著 望月 通陽/絵
おしっこを夢から出すな 穂村 弘/著 ささめや ゆき/絵
さらば、ゴヂラ 高橋 源一郎/著 しりあがり 寿/絵

四日だけ、うちに帰っているあいだに読める本を地元の図書館で借りた。この図書館にはアンソロジーだけを集めているブックカートが書架のわきにおいてある、その中から一冊。風が強い日だった。たんぼが広がる道を歩くと、やっぱりここがうちだなあと思う。ここにいたいという気持ちと、ここでやっていけないよなという気持ち、いろんなものが去来するので、ふだんはあまり考えないようにしている。