まみ めも

つむじまがりといわれます

村上春樹全作品 1990~2000 第2巻

四月にミニトマトときゅうりの苗を買って植えた。五月に入ってからピーマンを間に植えた。去年から植えっぱなしになっている金時草(実家から送ってきた野菜の葉をむしって食べたあと、茎を直植えにしておいたら根付いた)も春先から緑の茎を伸ばしてわさわさと葉をつけている。週末にきゅうりが二本収穫できそう。ミニトマトは一度葉に黒い斑点がひろがってしまい、いけない葉を全部とったので育ちが遅い。どれもホームセンターで百円程度の苗だった。こどもたちが毎日みずやりをしてくれている。植物はいいなあと思う。ややこしいところがない。歳をとったら野菜を育てたり土いじりをしたくなる気持ちがよくわかる。

ト。図書館にあった書影はグレー地だった。表紙のイラストが、ぽくない和田誠なのがなんだかいかす。村上春樹安西水丸といい和田誠といい、くすぐってくるところがある。

村上春樹全作品の第2期。第2巻は中編小説、あるいは短めの長編小説である、「国境の南、太陽の西」と「スプートニクの恋人」を収録。著者による書下ろし解題付き。

なんだかんだ言いながらいまさら読んでしまう村上春樹。いけすかないのが一周して「いけすかない感」をたのしむようになってしまった。