いろいろ悶々とするので髪を切った。それでどうなるわけでもないけれど、数十グラム、梅雨のしめった空気では数百グラムかもしれない、すこしでも感じるものを軽くしたかったのでとことん短くした。気分はニキータ。目の前のことからは逃げられない。ニキータみたいに無造作ヘアにボディコンシャスなタイトスカートでも似合えばいいけれど、そういう服は持ち合わせていないのだった。
- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/03/10
- メディア: 文庫
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他人の日常って、ほんとうに奇妙なもの。ましてや鬼才ホムラヒロシともなれば…。くすくす笑いとハイブロウな後味のウソ日記。挿絵はフジモトマサルのひとこま漫画。『別册文藝春秋』連載に加筆して単行本化。
りんごが横にカットされたイラストが表紙の単行本で。曽我部恵一「昨日・今日・明日」は丸かじりのりんごが表紙だった。スパッと果物ナイフで半分にされたりんごはいかにも穂村弘っぽい、丸かじりじゃないよね、穂村弘は。曽我部恵一は丸かじりだよ。ちがいない。穂村弘のサインは穂村3ムだというツイッター上の情報。