まみ めも

つむじまがりといわれます

ものいう動物たちのすみか

24日はもちつき大会で、朝からしこんでおいた豚汁をあたためなおして味噌をいれたり、魔法瓶にたぅぷりの湯をわかし、箸や椀をそろえる。昼どきにグラウンドにでかけ、つきたてのおもちと豚汁をブルーシートの上でたべる。今年は、こしあん、きなこ、のり、砂糖じょうゆ。風がつめたく吹きすさび、豚汁が秒速で冷めていく寒さだった。

ト。

とうふ屋さんのところにたくさんのすずめがお客としてやってきました。すずめ小学校の入学祝いにごちそうしてやりたいので、とうふを1丁こしらえてほしいというのです。とうふ屋さんはお休みの日でしたが、つくってやることにしました。(『すずめのおくりもの』より)野山にすむ動物たちと人との交流を描いた不思議な物語が15編はいっています。
きつねの夕食会
すずめのおくりもの
ねずみの福引き
きつね山の赤い花
星のこおる夜
ひぐれのラッパ
ねこじゃらしの野原
風のローラースケート
月夜のテーブルかけ
小さなつづら
ふろふき大根のゆうべ
谷間の宿
花びらづくし
よもぎが原の風
てんぐのくれためんこ
私のファンタジー
読むことと書くこと
私の宮沢賢治
宮口しづえさんの本の魅力
誰のために

ふろふき大根のゆうべを読んだら居ても立っても居られない、くるみを砕いてくるみ味噌をつくり、ふろふき大根にした。そのくせ淡い味つけはなんだかいけないで、自分ではほとんど食べられない。白い湯気がふかふかあがって、雪のなかへいのししのように突っ走りたいような気持ちになる。安房直子コレクションも三冊め。このコレクション、北見葉胡のイラストレーションもすばらしく無敵の出来。