仕事始めは5日。中1日やすんできょうから本格的に仕事モードに突入。冬休みなので弁当もあって4時半起き。きょうは煮しめを入れた。おかずは煮しめのほかはうずらの卵、ちくわや牛肉の炒めたの、栗きんとんで彩りというものがないけれど、これが暮らしなのだとも思う。茶色いお弁当ばんざい。人参と蓮根とこんにゃくだけの煮しめがしみじみとおいしくて、ふだんの生活のありがたさを噛みしめる。
家から荷物が送られてきて、頼んでおいたかぶら寿司が入っていた。十字屋のもの。夕飯にかじりつく。十字屋のかぶら寿司のやさしさよ。やっとお正月が来たような気分がする。わたしの数少ないソウルフード。
- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/06/10
- メディア: 文庫
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「でも、さっきそうおっしゃったじゃねぇか!」 町には、偶然生まれては消えてゆく無数の詩が溢れている。不合理でナンセンスで真剣で可笑しい、天使的な言葉たちについての考察。『ちくま』掲載を書籍化。
意図しないことばに宿る詩情たち。あぶくのような瞬間のきらめき&よどみが定着されていて、おかしくて、切なさ満点。