まみ めも

つむじまがりといわれます

私はあなたの瞳の林檎

朝早くきまった時間に家を出ると、往来で行き違う人に一方的に同志感が芽生えてくる。日の上らぬ先に遊歩道で犬の散歩をする物静かな老夫婦、階段を一段とばしでのしのしあがる元ラガーマンのおとうさん、角を曲がるときにかならず新聞を振り上げてマンションの窓に合図をするサラリーマン。
このごろはチャットモンチーを聴いている。

私はあなたの瞳の林檎

私はあなたの瞳の林檎

ト。

ずっと好きで好きで仕方がない初恋の女の子。僕の告白はいつだって笑ってかわされ…。表題作をはじめ全3作を収録。思春期に直面する壁に、恋のパワーで挑む“甘酸っぱい”作品集。『群像』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。
私はあなたの瞳の林檎
ほにゃららサラダ
僕が乗るべき遠くの列車

久しぶりの舞城王太郎。読んだあとで、あーそうかあなたの瞳の林檎。瞳のなかの林檎はやっぱり青林檎かな。