先週は思い切って一日やすみをとり、春休みのサーヴィスデーをした。浅草へ出て花やしき。うらうらと暑いくらいの陽気で、スワンやメリーゴーランド、観覧車を何周もした。お昼は外に出て、こどもたちがショーウインドーの食品サンプルにつられた中華料理屋へ入った。おそろしく愛想のない店で、とりわけの小皿を頼んだら卓の上でワンバウンドする有様。ラーメンに餃子、かつ丼、かつライスなど。餃子は冷凍のAJINOMOTO(たぶん)。さわるな、写真を撮るなの貼り紙がそこかしこにあり、手書きのぶち猫イラストが店じゅうに、うす汚れた造花のでかいのが一隅に飾られ、無言で卓上の醤油をとっていくお給仕さん、テレビを見ながらぶつぶつ将棋についてつぶやくおばちゃん、異様な店でインパクトは絶大だった。花やしきに戻りひとしきり遊んでから、帰りに舟和でお茶。舟和なら心配あるまいと思われたけれど、オルゴール調のインストゥルメンタル音楽のせいで病院の待合室風情が漂っていて、思いがけないミスチョイスにでくわした。パフェはおいしかった。出っ腹で一日の遠出はくたびれたけれど、しばらくこんなこともできなくなるので、よかったと思う。
シネマ厨房(キッチン)の鍵貸します―映画に出てくる料理を作る本
- 作者: 川勝里美,吉本直子
- 出版社/メーカー: 映像文化センター
- 発売日: 1996/07/01
- メディア: 単行本
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ブ。108円。
映画の中で、あのシーン、あの俳優が食べているあの料理を再現。「クレイマー、クレイマー」のフレンチトースト、「愛と哀しみの果て」のティータイムなど、映画の解説もそえて紹介。
ひさびさのブックオフで、映画レシピ本。映画がVHSで紹介されていて、写真のなまっぽさにも時代感があふれていて好ましい。