まみ めも

つむじまがりといわれます

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

台風一過から体調を崩したふーたんに付き添って、結局ほとんど外に出ないまま週末になってしまった。だいすきな卵でおかゆやサンドイッチや目玉焼きを作ってやると、おいしいとはしゃぐものの半分も食べられない。近くのスーパーまでハムやパンを買いに出たり病院にいったりするほかは、昼寝をしたり、いもをふかしたり、再放送の相棒をみたりする日々。きのうは図書館のリサイクル本でもらってきたお菓子の本を眺めていたらたまらなくなって、スコーンを焼いた。グレーテルのかまどのレシピで、フードプロセッサーでガーッとやる。無塩バターはなかったので、有塩バターで。型抜きをやらなかったけれど、焼けたあとで断面がみたかったことに気がついた。

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

 

ト。

料理に対して苦手意識があるせいで、自信を持てずにいる女たちを集めて料理教室を開催した著者。料理の基礎を学び、できることがふえていくうちに、彼女たちの人生に変化があらわれて…。料理教室が生み出した奇跡を綴る。

そういえば料理というものをきちんと習ったことがない。なんとなくやるうちに身についてきたけれど、いつもどこかしら勘どころを捉えきれていないような気がするのはセンスの問題かもしれない。料理教室に参加した会社の先輩が、まったく料理をしたことのないひとが同じクラスにいて、しめじを小房にわけるときに、どこまで食べられるのか判断しかねて、これは食べられますか、これも大丈夫ですかと小さなしめじをいちいちつまんで尋ねていたというエピソードはすごくよかった。この本では、夫が台所でマウンティング気味な女の人が、焦げた鍋をいわれたときに、水入れて火にかけておきなさいよと言い返してやったというところでグッときた。