まみ めも

つむじまがりといわれます

待ち遠しい

連休にせっせとこさえた渋皮煮、煮込んで瓶に詰めて3日ねかせたので、味見してみたら裏切りのようにかたかった。鍋のことを忘れてぐらぐら煮立っていたのがいけなかったのか。圧力鍋に蜜ごとうつして5分加圧して、なんと手のかかる代物に手を出してしまったんだろう。でも、こうやって没頭する作業は気持ちのいいものだな。リサイクル図書でもらってきたおやつの本に載っていた、ドライのいちじくをもどして、渋皮煮をマッシュしてあわせる茶巾をためしたい。

待ち遠しい

待ち遠しい

 

 

ト。

住み心地のいい離れの一軒家で一人暮らしを続ける39歳の春子。母屋に越してきた63歳のゆかりと、裏手の家に暮らす新婚25歳の沙希と出会い、「ご近所付き合い」が始まるが…。『毎日新聞』日曜くらぶ連載を単行本化。

「生きていることは、やっぱり懐かしいことだな!」という庄野潤三のことばを思い出す。懐かしく、待ち遠しく、そして、淡く切ない。