まみ めも

つむじまがりといわれます

スイーツ放浪記

金曜で結婚式から10年だった。わが家では夫婦の記念日になんとなくオムライスやハントンライスを食べる習わしになっていて、やっぱりオムライスをつくった。いつもはチキンライスに卵を炒めてのせるけれど、野菜だけのケチャップライスにして、もも肉は大きく切ってぶりぶりの照り焼きにした。例年通りガーベラの花束をもらう。10本の内訳は八重のオレンジが2本、残りはスパイダー咲きでオレンジと黄色が2本、白が1本、ピンクが3本。せいちゃんとふくちゃんも、紙を切り貼りして花束を作っておめでとうと渡してくれた。一年前は泥舟にのったような心地で覚えてろよと思うばかりだったけれど、このごろマシになったと思う。週末、別所沼を一周歩いたときに、手をつなごうといわれて悪い気はしなかった。しょうがない、チャールズとは結婚できないし、わたしもキャロラインではないもんな、と「大草原」を見ながら思う。お互いにこれでやれるところまでやるしかない。

スイーツ放浪記 (中公新書ラクレ 618)

スイーツ放浪記 (中公新書ラクレ 618)

 

ト。

定番洋菓子店、老舗甘味処はもちろん、気軽に入れる街の喫茶店、ファミレス、ファストフードまで。大の甘党が日本の甘味文化に思いを馳せながら、全国津々浦々のスイーツを食べ歩く。『読売プレミアム』連載に加筆し書籍化。

 今柊二の「おっさんのための救済の一冊」がすごく刺さってしまう。パフェを掘っていく今柊二にほのぼのする。洋食ウキウキでは水の出てくるタイミングまで丁寧に教えてくれるところがよかったけれど、スイーツなだけあって、今度はコーヒーにみるくを入れるタイミングを書いているところがすごくいい。いつかロイホでホットファッジサンデーを掘りたい。