まみ めも

つむじまがりといわれます

いつのまにやら本の虫

金曜の夜にルバーブが届いた。鎌倉の市場にあったら送ってくれるように頼んでおいたもの。「毎日、お疲れ様です!」と毛筆の広告が載った新聞紙に包まれて、GODIVAの赤いリボンで結えられている。土曜は仕事をしながらルバーブのことを考えてにやにやした。日曜の朝、ルバーブを刻んで、たっぷりの砂糖をまぶしておき、しばらく馴染ませてから煮た。鍋にいっぱいのルバーブを二回。全部で二キロあった。あんなに太くてかたいルバーブのくせに、煮たらあっというまにぐずぐずのとろとろになってしまう。簡単に形をなくしてしまうところまでいとしい。ギャップ萌えとはこういうことか。まだあったかいのをすくって舐めて、すっぱくて甘くてたまらない気持ちになる。三つのガラス瓶にたっぷり詰めた。

いつのまにやら本の虫

いつのまにやら本の虫

 

ト。

三島由紀夫水木しげるつげ義春楳図かずおの漫画を読んでいた!? 24歳で亡くなった立原道雄の蔵書は2000万円!? 話題満載、本のむし出久根達郎の最新書物エッセイ172編。

本が好きな人が書いた本が好き。