どこにもいかなかった夏を惜しむように玄関先で花火をやったりしたけれど、窓を閉めて寝ていても肌寒くてついに綿の布団を出した。薄着で布団のふかふかにくるまることの多幸感。外では虫がるりるりビブラートを利かしている。
日曜に浦和に出た用事があったので、帰りに金木書店で本を買う。
ひとにぎりの未来 星新一
ようこそ地球さん 星新一
さまざまな迷路 星新一
人造美人 星新一
黄色い雨 フリオ・リャマサーレス
オリガ・モリソヴナの反語法 米原万里
Smile&Smile MAGNUM PHOTOS TOKYO
マグナムの写真集が330円であとは全部110円。星新一は古い新潮社の新書版が並んでいたのを買い占めた。せいちゃんがむさぼるように読んでいる。
連休明けの水曜は甲状腺の通院で休みをとり、ブックオフへ行く。本のコーナーがゲーム機やおもちゃのコーナーに押されて縮小されている。文庫本の均一棚が残っていてよかった。背表紙を順番に眺めて過ごす。
絶叫委員会 穂村弘
どれも110円。安西水丸のイラストを見るとじっとしておれずに持ち帰ってしまう。診察はこともなし。薬局でヤクルトを一本飲み干す。
ブ。春先、図書館の休館中に読む本がなくなってくる不安に耐えられずブックオフオンラインで買ったもの。250円。世界ぐるっと朝食紀行がとてもよかったので西川治の本を選ぶ。
自分が、ハードボイルドになっているときにハードボイルドを読むのもわるくない。
なんて言いながらフィリップ・マーロウとの会話を妄想していたりする。のっているレシピのスケールがいちいちでかい。