まみ めも

つむじまがりといわれます

1968[3]漫画

休みを継ぎはぎして帰省しお父さんの一周忌とおばちゃんの四十九日を済ませてきた。帰省の当日は五時半起きで弁当をふたつこさえ、自分はいつもの人参サラダのサンドイッチを持って仕事に出て、五時過ぎに帰宅して荷物をまとめて保育園にお迎えにいきそのまま新幹線に乗り込んだ。お誂えむきに月のものもやってきて、泣きわめくげんちゃんにマスクをはぎ取られたりしながらへとへとで金沢についておかあさんの顔を見たときにはほっとした、けれども、そのあとで車酔いのふーたんが家まであと十メートルの車中で吐くし、げんちゃんはしがみついてトイレにいく数分はなれても大泣きする四泊五日。気が急いたお母さんが喪服で車から駆け下り謎のダッシュをみせたのが一番のハイライトだった。おとうさんがいなくなってもうすぐ一年が巡る。不在の日々をこれからも積み重ねていく。

1968[3]漫画 (筑摩選書)

1968[3]漫画 (筑摩選書)

  • 発売日: 2018/05/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

ト。

佐々木マキつげ義春水木しげる赤塚不二夫…。辛辣なるパロディから無垢のノンセンスまで、1968〜72年の5年間に発表された、時代の<異端者>たちが遺した漫画群を収録。

漫画に何が起こったか p9-42 四方田 犬彦/著
山姥子守唄 p43-77 林 静一/作
ヴェトナム討論 p79-98 佐々木 マキ/作
墓地へゆく道 p99-114 岡田 史子/作
ゲンセンカン主人 p115-143 つげ 義春/作
彼等 p144-192 つりた くにこ/作
完全なる答案用紙 p193-222 上村 一夫/作
勝又進作品集(抄) p223-232 勝又 進/作
天才バカボン p233-246 赤塚 不二夫/作
緑色なる花弁-性紀末伏魔考- p247-269   宮谷 一彦/作
メッタメタガキ道講座 p271-305 谷岡 ヤスジ/作
涙ののるま p307-334 水木 しげる/作
回転 p335-364 山上 たつひこ/作
化石の森 p365-388 大山 学/作
牙 p389-412   沼田 清/作
たこになった少年 p413-438 淀川 さんぽ/作
肉屋敷 p439-448 花輪 和一/作
ひっとらぁ伯父サンの情熱的な日々 p449-472 藤子 不二雄A/作
三面鏡の戯れ p473-490 池上 遼一/作
フーテン・21時 p491-502 樋口 太郎/作
臨時ニュース p503-536 楠 勝平/作
美代子阿佐ケ谷気分 p537-550 安部 愼一/作
『ガロ』の世界 p551-559 鶴見 俊輔/著
佐々木マキ・ショック・1967 p561-566 村上 春樹/著
つげ義春覚え書-「ねじ式」における芸術の情況- p567-580 天沢 退二郎/著
1968-<破壊的性格>の時代- p581-593 中条 省平/著

佐々木マキの名前で蔵書検索して何気なく借りたものの、とんでもない漫画たちのオンパレードだった。