まみ めも

つむじまがりといわれます

すべて真夜中の恋人たち

バレンタインデーの日曜日、ココアを入れた生地のケーキを焼いた。夕飯はロピアで手に入れたかたまり肉でローストビーフ。セイちゃんとフクちゃん、緊急電話用にほしいという口実で持たせてあった100円玉を握りしめてコンビニにいき、バレンタインの買い物をしたらしく、ケーキを食べる段になって「重大発表があるよ」といそいそと包みを出してきた。セイちゃんはチロルチョコよっつとあめ玉ひとつで97円。フクちゃんは、100円のアーモンドチョコレート。フクちゃん、消費税のことがわからず困っていたらお店の人が8円をおまけしてくれたらしい。ふたりとも家族に贈りものをすることがなにやら得意げなのだった。出血はしんどいし乳首はひりひり痛むしいらいらは募るしで散々な気持ちだったけれど、最後はほんの少しやわらかく着地。

チョコレートのあとでお雛様を飾った。

すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)

すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)

 

ト。

ふたりで話したことを思いだし、とてもすきだったことを思いだし、ときどき泣き、また思いだし、それから、ゆっくりと忘れていった…。恋愛の究極を投げかける長編小説。『群像』掲載を単行本化。

再読。不器用なひとたちが一生懸命つながろうとしている。途中、せつなくてページがめくれなくなってしまった。