まみ めも

つむじまがりといわれます

佐野洋子対談集 人生のきほん

せいちゃん、日曜にサッカーをやっていて鼻の骨を折って帰ってきた。月曜に再診。1.5ミリほどずれているけれど、元通りに治せるものでもないといわれたらしく、そのまま経過をみることになった。「僕の鼻があと1センチ高かったら歴史が変わったっていわれるかなあ」と呑気なことを言っていた。

春休みを控えて給食が終わり、お昼の支度をして家を出ている。初日はきつねうどん、ふつか目はコロッケサンド、今日はハンバーグ。

ト。

100万回生きたねこ」を通してめぐりあった佐野洋子西原理恵子リリー・フランキー。抱腹絶倒トークの向こうに、「生」への真摯な思いが炸裂する…。佐野洋子最後の言葉を収めた対談集。

二十年近く前に父が従兄弟の結婚式でやったスピーチを思い出す。母との結婚式でどんな家庭を築きたいか尋ねられ「平凡な家庭を築きたい」といったこと、そして平凡な家庭を築くのはすごく大変だったという話をした。あれが、お父さんのスピーチのなかで、一番よかった。佐野洋子も「平凡な人生を全うするのは、ものすごく至難の業」といっている。父はおかげさまで平凡なままでは人生を全うせず、最期はいよいよものすごかったけれど、いいこともたくさんあったので、これでよかったのだろう。