まみ めも

つむじまがりといわれます

風の便り

一年で一番遅い夕暮れを迎えた。いつのまにか庭の百日紅が咲いている。てっぺんのほうから咲くので、いつも気づいたときにはすっかり咲いている。今年は、二階の百日紅の花が咲く窓に近く寝ているふくちゃんが、咲いているよと教えてくれた。また百日紅だけが鮮やかに咲き続ける夏がやってくる。

風の便り

風の便り

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ト。

君のよさは、ながくともに暮らしているうちに、いつか自然にこちらの心に映ってくるような性質のものです。太宰治に師事した作家が、1950年代に綴ったつつましやかな全11編の随筆集。各章扉に糊付けの小さな絵あり。

風の便りなんて風流なことは、ネットのおかげでなくなってしまいつつあるけれど、それでも消息のしれなくなってしまった人たちにときどき思いを馳せる。あの人やあの人、どうしてるだろうか。もう会えないのかな。