お正月休みが明ける前の日、ふるさとのお友だちが会いに来てくれた。愛猫の病気からひょんなことでつながりが生まれ、久しぶりに連絡をくれたのだった。十年ぶりに会う彼女はおっとりふんわりすべすべしたままで、いろんなお餅をついてお土産に持ってきてくれ、彼女がお餅を作っている時間などを想像すると尊かった。こどもたちとことわざかるたをし、ふーたんが「そなえあればうれしいな」と読みまちがえたことをとてもよろこんで座右の銘にしたいと言ってくれた。せいちゃんは一緒にカレーを煮て、最後はみんなでハグをしあってばいばいをした。
エフ本。
無実の死刑囚を救い出すために与えられた期限は3ケ月、報酬は1000万円。不可能とも思える仕事を引き受けた2人の男に待ち受けていた運命とは? 現代社会の罪と罰を問うサスペンス。
去年の終い本。鉛を飲み込むような重たさながらページを繰る手が止まらなかった。
