まみ めも

つむじまがりといわれます

「大家さんと僕」と僕

朝、家のそばの木立でずいぶん甘えた声で囀る鳥がいて、ゆかしくなって後退りしてみたらバサバサっと羽ばたいていった残像がブルーグレーのオナガだった。ふだんギーギーと悪声扱いされているけれど、つがいが鳴きかわす声がこんなにもいじらしいなんて。とはいうもののおまえではなし、と思われているだろうけれども、また鳴き声を聞かせてほしい。

ト。

デビュー作が78万部の大ヒットで、僕は予想外の出来事に巻き込まれ…。マンガ「大家さんと僕」番外編のほか、矢部太郎のロングインタビュー、ちばてつや里中満智子らの寄稿などを収録する。

あったかいぬくいものに触れる。大家さんも僕も大家さんと僕もいい。