まみ めも

つむじまがりといわれます

奇面館の殺人

行きつけの図書館のそばにハンバーガーショップができて、週末にはドライブスルーにならぶ車が行列をなしている。図書館の行きがけに自転車でそばを通るとジャンクなにおいに誘われる。今度のおやすみにいこうね、とふーちゃんに約束したら、それはそれは楽しみにしていて、あと何回?と目をきらきらさせて何度も聞いてくる。カレンダーにハンバーガー屋のロゴマークを描いて、ひらがなで曜日を入れ、教えてあげた。カレンダーの前で数えている。

エフ本。

奇面館主人が主催する奇妙な集い。招待された客人たちは、“鍵の掛かる仮面”で顔を隠さねばならないのだ。大雪で館が孤立する中、<奇面の間>で勃発する血みどろの惨劇。発見された死体からは頭部と両手の指が消えていた!

関係者の大半が仮面を被らされ、素顔が見えない。異様な状況に疑心暗鬼が渦巻く中、名探偵・鹿谷が解き明かす「奇面館の秘密」の数々。果たして真相はどこに!? 本格ミステリの醍醐味に満ちた、圧倒的迫力の推理&解決編。

作り込まれた「ワールド」感にどっぷり。