まみ めも

つむじまがりといわれます

人生最後のご馳走

寒、戻りすぎ。三角公園の桜の蕾がひらいてきたと思ったら、雪が舞った。ひょんなことからテレビの取材を受けることになり、カメラが家までやってきた。げんちゃん、びっくりしてしばらく大泣きしたけれど、レーズンをつまんで動画をつけたらソファにごろんと寝そべっておとなしくなった。みんなどことなくよそよそしさを纏っているところを撮られ、げんちゃんだけが自然体だったとあとから思う。卵七個ぶんの立派な玉子焼きをせいちゃんが焼いた。

ト。

大阪市にある淀川キリスト教病院ホスピスこどもホスピス病院が、最後の時を過ごす患者の心のケアとして始めた「リクエスト食」。週一回患者が食べたいと希望するものを何でもかなえるこの取り組みについて紹介する。

人生の最後に限りなく近い人たちのごはん。とても丁寧につくられていることが伝わる。こんなふうに、おとうさんの食べたいものを聞いてつくってあげられたらよかったなあ。