まみ めも

つむじまがりといわれます

交通誘導員ヨレヨレ日記

七月を迎える前に梅雨明け。朝、みみずがたくさん道路でのたくって行き倒れている。死屍累々を踏み越えて仕事へ。

小学生のとき、みみずは七つに切るまで死なない、七つ以上に切ると死ぬという噂がまことしやかに囁かれていて、草刈りのかまで校庭のみみずを切っていた。たしかに切断されたみみずはぴくぴくする。あれはなんだったんだろうといまさらになって調べたら、一般的なみみずを半分に切ると、前から後ろには再生するけれど、後ろから前には再生しない。しかしヤマトヒメミミズは10に切断しても再生する。ヤマトヒメミミズの発見は1993年なので、小学生のときの噂は都市伝説だったことが三十年を経てわかった。庄野潤三ならここでやれやれって言うかも。

交通誘導員ヨレヨレ日記

ト。

「誰でもなれる」「最底辺の職業」と警備員自身が自嘲する交通誘導員の実態とは? 73歳を迎える現在も交通誘導員として日々現場に立つ著者が自身の経験を基に、その悲哀と笑いを日記形式で描きだす。

やれやれだらけのヨレヨレ日記。