まみ めも

つむじまがりといわれます

はじめての文学 小川洋子

先週、久しぶりに大宮にいく。定期券はきれてしまった。高島屋のうえの紀伊國屋書店にいき、予約の本といくつかの本をみつくろい、せいちゃんのクリスマスプレゼント、自分へのおくりものとあわせてブックサンタ。ふみちゃんからブックサンタでだんまりうさぎを贈ってほしいというリクエストがあったので、お取り寄せしておいたものをお願いする。自分には安房直子コレクションを買い足す。ふるさと納税で憧れの十勝日誌をもらって捨てられずにいた六花亭の包み紙を安房直子コレクションのブックカバーにした。一年に一度、しらない誰かのために本を選ぶのがささやかな楽しみになっている。

ト。

小説はこんなにおもしろい! 文学の入り口に立つ若い読者へ向けた自選アンソロジー。「冷めない紅茶」「薬指の標本」など、小川洋子の世界のエッセンスを味わう短篇5作を収録。

中学のクラスメイトの葬式で再会したK君は、当時学校の司書だった女性と穏やかに暮らしていた。わたしは彼の家を訪ねるのが楽しみになっていったが、ある日その図書室が焼けて死んだ人がいるという話を聞いた。「冷めない紅茶」など、はじめて文学にふれる若者に向けて編まれた、5編の自選短編集。

冷めない紅茶

薬指の標本

ギブスを売る人

キリコさんの失敗

バックストローク

本のページをめくるときはいつでも入口で、いつまでも出られない。ここにいながらどこにでもいける。