まみ めも

つむじまがりといわれます

殺戮にいたる病

週末のおつかいのとき、あじさいがたくさん植わっている遊歩道を通る。図書館に寄り、スーパーに寄り、した帰りに自転車のうしろで寝てしまったげんちゃんがそのまま三時間も眠ったので暑さにばてたのかなと思っていたら週明けから熱を出して木曜日までお休みだった。寝起きの機嫌がすごぶるよろしくなく、涙か鼻水をふこうとしたティッシュを奪われ、まるめてコーヒーにいれられてしまった。つかう前でよかった。ティッシュはコーヒーをおいしくもまずくもしない。

あじさいにスマホを向けると、カメラに搭載された頭脳が「ブーケ」と認識するのがかわいくて、何枚もあじさいを撮る。

エフちゃんの本。

惨殺、そして凌辱。何ものかに憑き動かされるように次々と猟奇殺人を重ねていった男の名前は蒲生稔。異常犯罪者の心の軌跡をたどりながら、想像力の欠如した現代人の病巣を抉る、衝撃のサイコ・ホラー。

素直すぎてミステリーのトリックにだまされなかったことがなく、今回もやっぱり華麗にだまされた。