夏休みに突入し、ばたばたと毎日がすぎる。小中学生三人がそれぞれにあちこちへ出かけたり、家にいれば仕事をしていてもおかまいなしに話しかけてきたり、友だちが急に泊まっていったり、なんだか落ちつかない。
せいちゃんとげんちゃんが映画にいきたい、というので、キングダムを観てきた。開始10分でげんちゃんが「こわい〜」と目を覆いだしどうなることかと思ったけれど、途中二回のトイレをはさみながら最後まで見届け、そのあとは「てんかのだいしょうぐんになる」と言っている。せいちゃんは、もう新作がみられない、とちょっとがっくりしていた。大沢たかおがすごかった。
卜。
高校最後のイベントに賭けた一つの願い。あの一夜の出来事は、紛れもない「奇跡」だった、とあたしは思う。ノスタルジーの魔術師が贈る、永遠普遍の青春小説。『小説新潮』隔月連載を単行本化。
ありそうでなさそうで、でもきっとこんな高校生活があるんだろうな。