まみ めも

つむじまがりといわれます

芥川龍之介の桃太郎

夜のうちに雨がざあっときて、眠りながら雨音をきいているのはなんだかしあわせに似ている気持ちがする。

夏休みのさいごに、いなかでたこを持たせてもらったので、たこ焼きのできるホットプレートを買って、たこ焼き、お好み焼き、餃子、ビビンパととにかく焼いて焼いて焼きまくる。水産高校の先生をしているいとこの結婚相手のおかげで、たこの雄と雌を見分けられるようになった。

卜。

桃から生れた桃太郎は、鬼が島の征伐を思い立った。なぜかというと、お爺さんやお婆さんのように、山だの川だの畑だのへ仕事に出るのがいやだったせいである。現代の世の中を暗示するような、ダークすぎるおとぎ話。

山だの川だの畑だののほうがよっぽど楽しそうなので鬼退治にはいかないと思う。